【ファンド】投資先紹介レポートを発行 ギークス(7060)

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重要な開示情報

KxShare株式会社は当資料の公表時において、GPとして運用するKxShare1号投資事業有限責任組合を通して、対象企業の普通株式を保有しております。

免責事項

本資料は、情報提供のみを目的としたもので本資料に記載される金融商品や戦略の売却の申し込みや購入の勧誘目的として使用されるものではありません。

本編

KxShareが運用するファンドでは、ギークス株式会社(銘柄コード 7060)に投資しています。同社はITフリーランスエージェントをメントする会社で、2019年3月に東証マザーズ市場(現グロース市場)へ上場しました。

KxShareはデスクリサーチ、同社とのIR取材を通して企業分析を行い、投資を決定しました。

ギークスは、ITフリーランスのマッチングビジネスを主軸に、ゲーム受託開発・運営などを行う会社です。売上の多くをゲーム(子会社のG2 Studios株式会社)が、利益の多くをITフリーランスが占める構造です。昨年11月にはオーストラリアでIT人材事業を行う会社のM&Aを発表しました。

クラウドソーシングを営むランサーズ(銘柄コード 4484)の調査では、フリーランスは日本に1577万人、市場規模は24兆円あるとされています。ここにはUber Eatsやココナラなどで働く副業のワーカーなどが含まれています。ギークスの事業領域はITを専門にフルタイムでフリーランスの仕事をする市場です。
「フリーランススタート」を運営するBrocanteの調査によれば、ITフリーランスは2021年において20万人、市場規模は1039億円とされています。
ギークスはITフリーランスマッチングサービスの「geechs job」を運営していて、1039億円とされる市場の中で10%強のシェアを持つとKxShareでは分析しています。

ゲーム事業では、現在の主力運営タイトルは『アイドリッシュセブン』、『僕のヒーローアカデミ ULTRA IMPACT』であると推察しています。22年11月には同社が開発した『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG』、『ブラックロックシューター FRAGMENT』もリリースされており、短期的にはこれらの寄与度合いも注目されます。

当社がギークスに投資している理由は以下の3点です。

 

① 急成長するITフリーランス市場で成長続ける老舗

ITフリーランスエージェントの参入障壁は低いと考えており、多くの新規参入があります。その中でも当社は市場成長並みの売上成長を継続しており、競争力を保持しているとKxShareでは考えています。また同社はIT市場のボリュームゾーンである設計・プログラム実装という領域を狙っており市場が広い他、平均単価も同業他社対比で高いです。

 

② 豪州M&AによりAPACクロスボーダービジネスへ

22年11月、同社はオーストラリアでIT人材サービスを行うLaunch Group Holdingsの買収を発表しました。取得金額17億円(70%)はEV/EBITDA 7倍、PER 10倍であり、割高感はないように見えます。Launchの年間粗利12億円、営業利益3.4億円は現ギークスの4割程度に相当しており、来期以降連結業績に大きく寄与してきます。
Launch Group子会社のLaunch Recruitementはオーストラリアで一般的な“カジュアル雇用”のエージェント事業、及びMSPと呼ばれる人材調達・管理システムを提供しています。主要顧客としてトヨタやアクセンチュア等の大手企業やオーストラリア政府が名を連ねています。
ギークスでは今回のM&Aを契機に「IT人材シェアリングのグローバルプラットフォーマーへの進化」を打ち出しています。例えばLaunchが獲得した豪州でのシステム開発ニーズを、日本やフィリピンのIT人材が受けるなどと言った取り組みが想定されます。

※レポートのAppendixでは、KxShareによる業績予想を掲載しています。

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