投資家として知っておきたい、IPO投資について

みなさまこんにちは。
ヘッジファンドのスタートアップであるKxShareにジョインしてから1カ月と少々、早くもオフィスでの態度が大きくなりつつある東條でございます。

今回のコラムのテーマは「IPO投資」についてです。
こちら、弊社SFM(Super Fund Manager)・川合の得意分野であり、これから東條がマキバオーの精神(追いつけ追い抜け引っこ抜けの精神)で学んでいこうと企んでいる分野になります。

はい、うるさくてすみません。

内容は「IPO投資について知っておきたいこと」といったところになっております。

今回、冒頭に早わかりガイドを載せておきました!
詳しい方は冒頭だけ読んでいただき、いいねをいただけると幸いです。

詳細が気になる方はぜひ最後までお読みください!

なお、文中の情報は小生なりの解釈でございます。全てを網羅した正確なモノではないことだけご理解、ならびにご容赦願います。

それでは早速参りましょう!

IPO投資・早わかり

高い確率で大きなリターンを出すことができる、ローリスク・ハイリターンの宝くじに近い投資

なぜ高確率でリターンが出せるか?
→“公募価格 < 初値”となることが多いから。

公募価格上場前の価格のこと
初値上場後の価格のこと

ただし、購入までの手続きがやや煩雑なうえに、当選確率が非常に低い(1~2%程度)といった面もある。

当選さえすれば短期間で大きなリターンを得られる可能性が高い投資方法。初心者でも可能であるそのような投資は、IPO投資の他にはないでしょう。

IPO投資概要

【IPO投資とは】

IPOとは「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることをいいます。
IPOは上場する際に安く設定された価格で株を購入し、上場後の値上がりを狙って売却することで利益を上げることが可能です。上場前は未公開であった株式が上場により広く公開されることで企業の知名度や信頼度が上がります。そのため新規で上場する企業は急成長を見込めることが多く、上場によって株価の上昇が期待できるため利益を得やすいというメリットがあります。

 

【IPO投資の仕組み】

IPOは、主幹事である証券会社が上場予定企業の業績や業種の株価などを踏まえて、市場に出る前の価格である公募価格を決定します。主幹事とは株式を売り出す際の中心となり、企業の上場に際してさまざまなサポートを行う証券会社のことです。

公募価格が決まり次第、投資家は企業の株式を購入できるようになりますが、証券会社ごとに割り当てられる株式数は異なるため、購入を希望する投資家が割り当てられた株式数を上回った場合には抽選が行われます。

その後株式が上場すると取引(株式の売買)が可能となり、最初の市場価格である初値が決定します。公募価格よりも初値価格が上回れば、投資家は利益を出すことができます

 

【公募価格と初値価格】

IPO投資をするうえで重要なのが、公募価格初値価格です。

公募価格上場前の株式価格のこと
初値価格上場後、最初の株式価格のこと

シンプルにいうなれば、初値 > 公募価格 = 利益 となります。
ここ5年間では、85%以上の確率で初値が公募価格を上回っています。※Yahoo!ファイナンス参照

つまり、抽選に当選し公募価格でIPO株を手に入れることができたならば、あとは初値で売却するだけとなり、ローリスクで利益を上げることが可能といえます。
しかし、9割弱の勝率があるとはいえ、逆にいえば1割は損をしてしまう可能性があるということです。
初値が公募価格を下回ることを公募割れといいますが、公募割れが起きてしまえば少なからず損をしてしまいます。
数は多くないにしても公募割れを起こす銘柄は毎年のように存在しているので、抽選に通って公募価格で買えば利益を出せるわけではないということを覚えておきましょう。

IPO投資のメリット・デメリット

 

【IPO投資のメリット】


1. 勝率が高い
ここ数年では、「初値 > 公募価格」となった確率が85%程度となっており、極めて高い確率となっています。

2. 短期間で大きなリターンを得られる可能性がある
IPOは当選から上場までの日数は数日です。何倍にもなる銘柄もあり、初値で売るという前提で考えると、数日で大きなリターンを得られる可能性があるのはIPO投資の魅力といえるでしょう。

3. 売り時がわかりやすい
IPO投資は「初値で売るのが無難」といわれており、個別株などと比較すると売り時が分かりやすいです。投資初心者でも実施しやすい投資となっています。

4. 購入手数料が無料
IPO投資の抽選申し込み・当選後の購入申し込みには、原則手数料がかかりません。

5. 落選しても投資元本が減らない
抽選の申し込み自体には手数料はかかりませんし、落選した場合もお金がかかることはありません。抽選だけであれば無料で参加することができます。

番外編につきましては、デメリットとまとめてお話させていただきます!
 

【IPO投資のデメリット】


1. 公募割れのリスクがある
勝率が高いことがメリットだと前述しましたが、「初値 < 公募価格」となる場合ももちろんあります。数は多くないにしても公募割れを起こす銘柄は毎年のように存在しているので、抽選に通って公募価格で買えば利益を出せるわけではないということを覚えておきましょう。

2. 抽選の当選確率が低い
人気のIPO銘柄は当選確率が低く(1~2%程度)、思うように投資できないといった事情があります。

3. IPO参加中、資金の拘束がある
証券会社によっては、IPOに申し込んだ時点で資金が拘束され、抽選に外れるまでその状態が続いたりもします。買付余力に余裕がない状態で資金が拘束されると、他の取引に支障をきたす可能性もあるので、気をつけましょう。

番外編として
・初値売りしなければ大儲けする可能性がある というメリットと、
・上場後の株価が読みづらい というデメリットを書きました。

こちらはいわゆる弊社が投資を行っている「IPOセカンダリー市場」といわれる分野であり、上場後の初値価格以降の市場を指しています。

上場後も伸び続ける会社に投資できたならば、初値売りよりも長期に保有していた方がさらに儲けられます。
しかし、こちらはあまりおススメしません。見極めが非常に難しいからです。

弊社SFM(Super Fund Manager)・川合の領域に踏み込めたならば、挑戦してみてもいいでしょう。
※小生に挑戦の意欲は一切ございません。笑

IPOの流れ

1. IPO(上場)承認
2. 仮条件決定
3. BB(ブックビルディング)
4. 公募価格決定
5. 抽選
6. 当選&購入する権利を得る

上記の流れに伴い、ざっくりとまとめると
◆口座開設 → ◆IPOスケジュールの把握 → ◆抽選申し込み →◆結果確認

ブックビルディング期間内に抽選対象の申し込みを行い、抽選結果を待つ。当選したら、購入or辞退を選択する  といった流れになります。

抽選方法は主に3種類あり、完全平等抽選・優遇抽選・店頭抽選などが挙げられます。当選確率を高くするためにできることをまとめたサイトなどもございますので、詳細につきましては最下部の参考サイトをご覧ください。

IPO投資の注意点

最後に注意点をサラッと述べて終わりにしたいと思います。

購入を見送った方が良い場合もある
当選後に購入辞退できないケースもある

① 購入を見送った方が良い場合もある
公募割れしやすい銘柄は・新規公開株数が多い ・公募価格が仮条件の上限で決まらない などいくつかの特徴がみられます。ここでは詳しく触れませんが、注意しましょう。

② 当選後に購入辞退できないケースもある
証券会社によっては、ブックビルディング申し込み後に購入申し込みを行い、その後抽選を行う場合もあります。つまり当選=購入の場合もあるということです。事前に決まりを把握しておくことが大事になります。

まとめ
IPO投資は
当選確率は低いものの、勝率が高く、短期間で大きなリターンを得られる可能性がある投資です!
初心者でも可能である夢のある投資は、IPO投資の他にはないでしょう。

IPOセカンダリー市場にご興味のある方は、是非川合を参考にしてみてください!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ほなまた!

【参考サイト】
・IPOとは?上場との違いから審査基準までわかりやすく解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee
URL:https://www.freee.co.jp/kb/kb-ipo/about_ipo/
・上場とは?株式上場するメリット・デメリットや非上場との違いについて解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee
URL:https://www.freee.co.jp/kb/kb-ipo/listing/
・【入門】IPOって何? 人気の理由と、知っておきたい基礎知識 | 変革のメソッド | EL BORDE(エル・ボルデ) by Nomura – ビジネスもプライベートも妥協しないミライを築くためのWEBマガジン
URL:https://www.nomura.co.jp/el_borde/method/0077/
・【初心者向け】IPO投資とは?仕組み&知っておきたいリスクを専門家が詳しく解説! | マネタス【manetasu】
URL:https://manetasu.jp/1287162#IPO-5
・IPO(新規株式公開)とは?仕組みやメリット・デメリットを解説 – みんかぶ(マガジン) (minkabu.jp)
URL:https://mag.minkabu.jp/kabu-beginner/tips/what-is-ipo/
・IPOの初値の決まり方は?その方法や公募価格との関係性について解説 (hoken-room.jp)
URL:https://hoken-room.jp/money-life/7143
・IPO投資とは?儲かる?抽選に当たらない?今さら聞けないIPOについて徹底解説! | Wealth Bridge (president.co.jp)
URL:https://www.president.co.jp/finance/contents/stock/whats-ipo
・当選したら本当に儲かるの?IPOの勝率(値上がり率)を調べてみた!ひよっこIPO (bokuno-ipo.com)
URL:https://bokuno-ipo.com/price-increase-rate/#:~:text=

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