アセットマネジメント業界の営業とは?

みなさまこんにちは!
6月よりインターン生としてヘッジファンドのスタートアップであるKxShareに加わった山田です!
私は、大学4年生をしながら、KxShareでの経理・事務に関する仕事を教わっています。大学では、経済学部生として経済・金融に関することを勉強しており、体育会の部活に所属して週5の練習に励んでおります。
今回は、初コラムということでどのようなテーマを設定しようか悩んだのですが、我々KxShareの行う資産運用に関するテーマにしたいと考え、アセットマネジメント業界の営業について書かせていただきます。私のデビュー戦ともいえるこのコラムをぜひご覧ください!
アセットマネジメント業界の営業
金融の営業といえば、銀行、証券、生保などの会社や目標に追われて疲れ果てた営業パーソンのイメージが浮かぶ人は少なくないと思います。私自身、風のうわさで金融の営業は厳しい、目標未達だと泣くまで怒鳴られるといった噂を聞いたことがあります(笑)。
しかし、アセットマネジメント業界の営業と言われて正確にイメージできる方はそこまで多くないのではないでしょうか。今回は、そんなアセットマネジメント業界の営業について勉強していきたいと思います!
アセットマネジメントの営業には、大きく分けて公募投資信託営業と機関投資家営業の二つが存在します。
公募投資信託営業とは、投資信託を投資家の方々に購入してもらうための営業活動を指し、営業活動を行う相手は銀行、証券などの販売会社です。
この点が銀行、証券のリテール営業と大きく異なるところで、一部の直販会社を除き、個人投資家の方にアセットマネジメント会社が直接営業するということはありません。このようにお客様となる個人投資家に購入していただくには、販売会社の商品として取り扱ってもらう必要があるので、販売会社の商品採用担当者に営業をすることが求められます。
又、商品採用担当者に採用してもらえば終わりというわけではなく、個人投資家に購入してもらわなければならないので、販売会社への商品アピールや勉強会、投資家向けのセミナー開催などを行っており、これらの業務全般が公募投資信託営業に含まれます。
続いて、機関投資家営業について学んでいきます。
アセットマネジメント業界の機関投資家営業とは、機関投資家に自社の商品を購入するよう営業することを指します。運用商品の中には、私募投信などの機関投資家向けの商品が存在し、それらの販促活動やアフターケアといった業務を行います。公募投資信託業務との違いは、営業相手は機関投資家であり直接的に採用を促す点です。
これら二つの業務がアセットマネジメント業界の営業の代表例です。
アセットマネジメントといえば、ファンドマネージャーやアナリストなどが活躍する業界という風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ファンドマネージャーが運用する資産や運用を支えるリサーチ業務などは、営業が活躍してくれてこそ輝くので、資産運用業界で非常に重宝される存在です。
今後、より高まっていく資産運用への需要と運用会社をつないでいく営業部隊の活躍から目が離せません!
アセットマネジメント業界の営業で得られるもの
続いて、私が考えるアセットマネジメント業界の営業を行うことによって得ることができるものについてお話していきます。アセットマネジメント業界での営業を通じて得られる最大の財産は、第一線級の金融知識だと考えています。金融業界で一般的なリテール業務と言えば、顧客は金融知識が豊富な相手ばかりではなく、あまりわかっていないという方々が営業相手になったりすることも珍しくないです。
しかし、上記の通り、アセットマネジメント業界の営業の相手は銀行や証券、機関投資家などの投資のプロです。彼らと会話し、自分たちの商品を魅力的に感じてもらうには、同等以上の知識が必要となり、金融のプロに対するプロになることが求められるので、少なくとも担当する金融商品周りの知識に関しては圧倒的なものになるのではないかと思いました。
アセットマネジメント業界の営業ってどんな人たち?
アセットマネジメント業界で営業をする人たちはどのようなバックグラウンドを持っているのでしょうか?
私はあまり詳しくなかったので、大量に新卒採用して営業してもらうのかなと思っていたのですが、そもそもアセマネ会社は新卒採用が少なく、マイナビの就活情報サイトに掲載されている採用者数を参考にすると、多くて20人前後、少ない会社だと2、3人ということが珍しくありません。これらは大手運用会社の話であり、新卒採用は行っていないという運用会社も数多くあります。このため、新卒で営業をする方もいらっしゃるとは思いますが、銀行、証券などの金融機関からの転職者が多く、金融知識が豊富な方々がほとんどだと思います。
証券会社出身で運用会社に勤務している方によると、同じ営業でも雰囲気が全然違い、最初は違和感が拭えなかったと話していました。
終わりに
お疲れ様です!初コラムということで、所々文章が堅苦しくなってしまいました。読みにくいと感じられた方に向けて、最後に簡単にまとめていきます。
<アセマネ営業まとめ>
・公募投資信託営業と機関投資家営業
・顧客は銀行、証券、機関投資家などの金融のプロ
・担当する商品に関する圧倒的な知識が身に付く
・新卒採用は少なく、金融機関での勤務経験がある人が多い
次回以降は、より深く、読みやすいコラムを書いていきたいと思います。最後までお付き合いいただいた方々、本当にお疲れさまでした!!!
【参考資料】
・「アセットマネジメントの仕事内容」アンテロープキャリアコンサルティング
URL:https://www.antelope.co.jp/navigation/finance/works03/aboutworks.html
・「資産運用会社大解剖⑨:運用会社の営業活動って何してるの? ~投資信託営業とは~」
URL:http://www.am-one.co.jp/warashibe/article/chiehako-20201009-1.html
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